お問い合わせ

会社設立後の名刺でチャンスを掴む!作成のタイミングや方法を解説

会社設立を果たした代表取締役にとって、名刺は単なる連絡先情報ではありません。それは、会社の信頼性を伝え、ビジネスチャンスを生み出す強力な営業ツールです。

本記事では、名刺作成における最適なタイミング、記載すべき情報、デザインのポイント、信頼を勝ち取る作成方法まで解説します。

会社設立後は早急に名刺を作成しよう

会社を設立すると、予想以上に多くの人と出会う機会が訪れます。営業活動、銀行口座の開設、商工会議所への加入、業界の交流会など、対外的な接触は設立直後から頻繁に発生します。そうした場面で名刺がなければ、せっかくのビジネスチャンスを逃してしまいます。

名刺交換は日本のビジネスシーンにおける基本的なマナーです。「まだ名刺ができていないんです」という言葉は、相手に準備不足や信頼性の欠如といった印象を与えてしまう可能性があります。

では、名刺作成の最適なタイミングはいつでしょうか。

答えは、会社設立の前後です。登記情報が確定していれば、設立登記の完了を待たずに名刺の準備を進めることができます。ただし、設立のかなり前に作成すると、登記内容が変更になった場合に作り直しが必要になります。

反対に、設立から数か月経過してから作成すると、その間に出会った貴重な人脈に名刺を渡す機会を失ってしまいます。

会社設立の手続きと並行して名刺の準備を進めることで、設立直後から積極的な営業活動をスタートできます。

名刺に盛り込むべき情報

名刺に記載する情報は、基本情報と付加情報の2つに分けられます。それぞれ見ていきましょう。

基本情報

氏名は最も重要な情報です。読みにくい漢字の場合は、ふりがなやローマ字表記を添えると親切です。会社名も当然必須で、正式名称を記載します。

役職については、法人を設立した場合は「代表取締役」が適切です。個人事業主の場合は「代表取締役」や「社長」という肩書きは使用できませんが、法人であれば使用可能です。この肩書きは、会社の責任者であることを示し、信頼性を高める効果があります。

住所、電話番号、メールアドレス、WebサイトURLも基本情報として必須です。

とくに電話番号については注意が必要です。携帯電話番号のみの記載は、企業としての信用性を下げる可能性があります。固定電話番号がない場合は、050で始まるIP電話の番号を取得することで、コストを抑えながら信頼性を保つことができます。

メールアドレスは、無料のフリーメールではなく、独自ドメインのメールアドレスを使用すると、さらにプロフェッショナルな印象を与えられます。

+αで盛り込むとよい情報

基本情報に加えて、以下の情報を盛り込むことで、名刺の営業効果は格段に高まります。

まず、企業理念やキャッチフレーズです。会社設立直後は会社名の認知度がほとんどありません。そのため「何をしている会社か」を端的に伝えるキャッチフレーズがあると、名刺交換後も相手の記憶に残りやすくなります。

難しい専門用語は避け、誰にでもわかりやすい言葉で表現しましょう。

顔写真やイラストの掲載も効果的です。名刺交換後、しばらく経ってから名刺を見返したとき「この人だったな」と思い出してもらいやすくなります。人は文字情報よりも視覚情報のほうが記憶に残りやすいという特性があるため、顔写真は強力なツールといえるでしょう。

SNSアカウントやQRコードの掲載もおすすめです。X(旧Twitter)やFacebook、LinkedInなどのビジネスSNSのアカウントを記載することで、名刺交換後も継続的なコミュニケーションが可能になります。

QRコードを配置すれば、小さな名刺スペースでも多くの情報へ誘導できます。会社の詳細な実績やサービス内容をWebサイトで確認してもらえれば、受注につながる可能性も高まります。

こちらの記事では、名刺に載せる情報について解説しています。 入れるべき項目や作成する際のルールも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

名刺に載せる情報・内容について!基本的な項目と必要に応じて入れる項目

名刺に載せる情報・内容について!基本的な項目と必要に応じて入れる項目

こちらの記事では、名刺に載せる情報・内容について解説しています。基本的な項目と必要に応じて入れる項目も紹介しているので、ぜひあわせてお役立てください。

名刺作成前に考えるべき重要事項3選

名刺のデザインを決める前に、企業ブランディングの基盤を整えておくことが重要です。名刺は今後作成するWebサイトやパンフレット、封筒などすべての企業ツールに展開される「デザインの設計図」となります。

ブランドの基調色

コーポレートカラーは、会社の印象を左右する重要な要素です。

色によってさまざまな心理的な効果があります。たとえば、青は誠実さや信頼性、知性を連想させる色として、金融機関やIT企業に好まれます。

赤は情熱や活力を表し、飲食業やエンターテインメント業界でよく使われます。緑は安心感や自然を、オレンジは親しみやすさを表現します。

自社のターゲット顧客層や提供するサービスのイメージに合わせて、適切なコーポレートカラーを選定しましょう。一度決めたコーポレートカラーは、名刺だけでなく今後すべての販促物で使用することで、ブランド認知を高めることができます。

デザインの統一規格

名刺全体で使用する色数は、3色までに抑えることが基本です。

色数が多すぎると、統一感が失われ、見づらくチープな印象を与えてしまいます。また、印刷コストも高くなります。

配色の理想的な比率は、メインカラー7割、サブカラー2割、アクセントカラー1割です。メインカラーは前述のコーポレートカラー、サブカラーはメインを補完する落ち着いた色、アクセントカラーは視線を集めたい箇所に使うことで、強調したい要素を際立たせることができます。

この3色ルールを守ることで、洗練された印象の名刺が完成します。

ロゴ

ロゴマークは、文字情報よりも記憶に残りやすい強力なブランドツールです。

人間の脳は、文字よりも図形や画像を処理するほうが得意だという特性があります。そのため、ロゴがあるかないかで、受け取り手の記憶への定着度は段違いです。

ロゴは企業理念や事業内容を視覚的に表現したものです。自社で作成することもできますが、今後長く使い続ける会社の顔となるものですから、プロのデザイナーに依頼することをおすすめします。

プロに依頼すれば、他社と被らない唯一無二のデザインが手に入るだけでなく、ブランドイメージを的確に表現したクオリティの高いロゴが完成します。

ビジネスチャンスをゲットする名刺の作成方法

ここからは、実際に名刺を作成する際の具体的なポイントを解説します。名刺の品質は、企業の信頼性に直結します。

「何をしている会社か」を明確に伝える

設立初期の会社にとって、最大の課題は認知度の低さです。

名刺交換をした相手が後日名刺を見返したとき「この人は何をしている人だっけ?」と思われてしまっては、せっかくの出会いが無駄になります。

そこで重要なのが、名刺に事業内容を端的に表すキャッチフレーズを記載することです。「Web集客をトータルサポート」「中小企業の経理を効率化」など、一目で事業内容がわかる表現を心がけましょう。

業界の専門用語は避け、誰にでも理解できる平易な言葉を選ぶことが大切です。相手が自社の業界に精通していない前提で、わかりやすさを優先しましょう。

受け手を意識した「デザイン」

名刺のデザインは、美しさよりも可読性と管理のしやすさを優先すべきです。

まず、名刺のサイズは標準規格である4号サイズ(55mm×91mm)を選びましょう。このサイズは、一般的な名刺入れにぴったり収まる大きさです。

奇をてらって大きなサイズや変形サイズにすると、相手の名刺入れに入らず、保管してもらえない可能性があります。整理しにくい名刺は破棄されるリスクが高いのです。

横書きと縦書きは自由に選べますが、メールアドレスやURLを記載することを考えると、横書きのほうが読みやすく、近年の主流となっています。

フォントサイズにも配慮しましょう。氏名は大きく目立つように配置し、その他の情報は読みやすい適度な大きさに設定します。行間や余白を適切に確保することで、すっきりとした見やすいデザインになります。

使用するフォントの種類は統一しましょう。複数のフォントを混在させると、一貫性がなくなり、全体のクオリティが低く見えてしまいます。

プロフェッショナルな「品質」と「イメージ」

名刺の品質は、会社の信用に直結します。

家庭用プリンターで名刺を印刷すれば、確かにコストは抑えられます。しかし、仕上がりの品質には大きな差が出ます。

家庭用プリンターで印刷した名刺は、どれだけ高性能な機種を使っても、色がくすんで見えたり、ミシン目の跡が残ったりします。それによって、相手に一目で家庭用プリンターで印刷したものだと見抜かれ「コストを惜しむ会社」というイメージを持たれかねません。

一方、印刷会社に依頼すれば、色の再現性、紙質、カットの精度など、すべてにおいてプロフェッショナルな仕上がりが保証されます。

紙質にもこだわりましょう。マット紙は落ち着いた印象で、文字情報が多い名刺に適しています。コート紙は光沢があり、写真やカラフルなデザインの発色が良くなります。上質紙はシンプルで自然な風合いが特徴です。

名刺はいわば会社の顔であり、無言の営業マンです。相手に好印象を与え、信頼を獲得するためには、高品質な名刺が不可欠です。

まとめ

会社を設立したばかりのタイミングで作成する名刺は、これから広がっていくビジネスの場で「最初の信頼感」を作る大切なツールです。初期段階でしっかり準備をしておくことが、これからのビジネスをスムーズに運ぶ力になります。

名刺のデザインは可読性と管理のしやすさを重視し、標準サイズ(55mm×91mm)を選ぶこと、そして何より、プロの印刷会社に依頼することで得られる品質の高さが、会社の信用に直結することをお伝えしました。

ビジネスチャンスは突然訪れます。名刺発注システム「プリントバーン」ならWeb上で簡単にデザインを入稿でき、最短翌営業日発送にも対応しているため、必要なタイミングで高品質な名刺を確実に手に入れるための「最適なビジネスパートナー」としてご活用いただけます。

コスト効率と品質、そしてスピードのすべてを兼ね備えたプリントバーンで、あなたの会社の顔となる名刺を作成しませんか。まずはお気軽にご相談ください。

プリントバーンでは、WEB名刺に関する相談を受け付けております。 公式サイトからお見積もりの依頼が可能です。 お困りの際にはぜひお問い合わせください。

※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

CONTACT

お客さまが抱える課題をはじめ、名刺に関わることであればなんでもお気軽にご相談ください。
後日、担当者からメールまたは電話にてご連絡いたします。

TEL:03-5396-3620[ご相談窓口 平日10:00〜18:00]