ビジネスパーソンにとって、欠かせないツールの1つが名刺です。名刺は持ち主が在籍する会社や部署、役職などを表し、相手に自分を覚えてもらったり自分自身や会社のブランドなどをアピールしたりするために必要なものです。
そのため、できれば名刺交換と同時に自分のことを覚えてもらえるような名刺をデザインにする必要があります。そこでおすすめしたいのが、顔写真付きの名刺です。名刺交換で相手にインパクトを残せるため、顔と名前を覚えてもらいやすいでしょう。
今回は、顔写真入りの名刺のメリットと、作成時の注意点を解説します。新しく名刺を作ろうと考えている方は、参考にしてください。
顔写真入り名刺のメリットは?
名刺に顔写真を入れることで、次のようなメリットがあります。
• 親近感や好感を持ってもらえる
• 自分の印象を強調できる
• 相手に覚えてもらいやすい
• デザインによっては話題の一つにできる
• 交流会や商談会などに有利
• ザイオンス効果で好感度が上がる
メリット1:親近感や好感を持ってもらえる
顔写真付きの名刺にすると、名刺交換した相手に親近感や交換を持ってもらえるのがメリットです。
名刺交換するのは初対面であるケースがほとんどで、状況によっては緊張する場合もあります。
そこで渡す名刺に笑顔の写真が印刷されていれば、相手は親近感や好感を持ちやすくなるでしょう。
また、相手の顔が見えることは安心感につながる他、キャラクターや人柄を表現できるため、印象に残りやすく、顔と名前も覚えてもらいやくなります。
メリット2:自分の印象を強調できる
相手に与えたい印象を強調できるのも、名刺に顔写真を入れるメリットです。
例えば、ビジネス上での名刺交換で、相手に対して自分の真面目な印象を与えたければ、青系の落ち着いた背景にかしこまった表情の顔写真を入れれば、真面目なイメージを強調できます。
また、利用者に安心感や親しみやすさを与えたければ、暖色系の背景に優しい表情の顔写真を入れるといいでしょう。
顔写真の表情や背景によって、相手へのイメージをアップさせられます。
メリット3:相手に覚えてもらいやすい
文字情報だけの名刺と比較して、顔写真付きの名刺は相手の印象に残りやすくなります。
名刺を見るたびに、名前だけでなく顔を見られるため、相手に覚えてもらいやすくなるのです。
特に、名刺交換するものの頻繁に会うことがないような相手に対しては、顔写真付き名刺を渡すのが有効です。
また、複数の人々と同時に名刺交換をするような場面でも、顔写真付き名刺なら覚えてもらいやすくなるでしょう。
メリット4:デザインによっては話題の一つにできる
名刺交換をする場面は、初対面であるケースが多いため、会話のきっかけを探すことがあります。
名刺を渡す相手との会話では、いきなりビジネスの話をするよりも、差しさわりのない話をすることの方が多いでしょう。
顔写真付き名刺を渡した場合、名刺交換をした後に話のきっかけになりやすく、商談などの前に雰囲気を和らげることができます。
また、顔写真付き名刺の話をすれば印象に残りやすいため、顔や名前を覚えてもらうことにつながります。
メリット5:交流会や商談会などに有利
1対1での名刺交換でも効果的な顔写真入りの名刺ですが、大人数での会食や商談会・交流会の場での名刺交換では、さらに効果的です。
大人数での名刺交換は、振り返る時に顔と名前が一致しないまま、忘れてしまうことがあります。現場ではいい感じに会話できていたのに、後から連絡できなくなり、機会損失につながることもあるでしょう。
顔写真付き名刺では、相手の顔と名前を認識できる他、会話の内容や印象が特徴的になりやすいため、大人数と交流する場面でも記憶に残りやすくなります。
メリット6:ザイオンス効果で好感度が上がる
顔写真付き名刺では、ザイオンス効果によって好感度アップが期待できます。
ザイオンス効果とは、アメリカの心理学者ロバート・ザイオンスが提唱した心理的効果のことで、単純接触効果とも呼ばれるものです。
人間は特定の相手との接触を繰り返すことで、相手に対する好感度や親密度がだんだんと高まります。特に関心や興味のない人物でも、何度も目にしたり接したりすることで、いい印象を抱くようになるのです。
つまり、名刺に顔写真を入れて相手に親近感や交換を持ってもらうことを狙うのは、イメージや印象だけの話ではないのです。
顔写真付き名刺を渡すことで、名刺を見るたびに自分と接触している効果が期待できるため、より良い関係性を築ける可能性があります。
作成する時の注意点
顔写真入りの名刺を作成する場合には、いくつかの注意点があります。
• 選定する写真
• 個人情報
• 予算
• デザイン性
注意点1:選定する写真
名刺に載せる写真は、服装や表情、色合い、画質などさまざまな点に注意しなければなりません。
名刺は重要なビジネスルーツです。良くも悪くも顔写真でその会社のイメージが左右されるケースもあるため、名刺に載せる顔写真は普段撮影したスナップ写真を流用するのはNGです。
真面目さか親しみやすさか、相手に与えたい印象で使用する写真も変わります。また、表情や写り方、背景など使用する写真にはある程度のクオリティが求められます。
これらが伴っていない場合、顔写真入りでも逆効果になることもあるため気を付けましょう。
注意点2:個人情報に注意
顔写真入りの名刺を作成するということは、氏名や連絡先、企業名や役職名に加えて、顔という個人情報を開示することになります。
場合によっては、名刺が第三者の手に渡ることも考えられます。
特に、個人事業主やフリーランスで、自宅と同じ住所や連絡先を記載する場合、名刺の取り扱いには注意しなければなりません。
自身の個人情報とともに、自分の顔を晒すことになることを自覚しておきましょう。
注意点3:予算に注意
顔写真入り名刺は、モノクロではなくカラーで印刷するのが基本です。そのため、文字情報だけの名刺を策するよりも当然コストアップします。
特に、営業などで大量に名刺交換をする方にとっては、名刺作成にかかるコストが跳ね上がる可能性あるため注意しましょう。
注意点4:デザイン性に注意
名刺の一般的なサイズは55mm×91mmの四角形であることがほとんどで、手のひらに収まるほど小さいものです。
名刺には、自分の氏名や所属する部署、肩書、企業の住所や連絡先、メールアドレスなどの情報を体よく記載しなければなりません。
名刺に顔写真を入れるとその分のスペースを取られるため、名刺に載せられる情報の量が減ってしまったり、レイアウトが制限されたりする可能性があります。
また、顔写真入りの名刺はデザインの方向性が決まりやすくなるため、シンプルなイメージやクールなイメージのデザインにするのは難しくなるでしょう。
顔写真を入れる場合は、デザインの幅が狭まることを把握した上で、相手が情報を認識しやすいようなレイアウトを検討することが重要です。
まとめ
今回は顔写真入りの名刺を作成するメリットや注意点を解説しました。
名刺に顔写真を入れることで、相手に与える印象やインパクトで他の名刺との差別化を図ることができます。
一方で、名刺の構成や写真の質にこだわる必要がある他、名刺作成にかかるコストが増大するなどの注意点があるため、自分の名刺としてあっているのかどうか、慎重に検討する必要があるでしょう。
自分の名前と顔を一度に覚えたもらいたい方は、顔写真付き名刺の作成を考えてみてはいかがでしょうか?
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