
抗菌名刺とは?
「抗菌名刺」とは、抗菌加工を施した、抗菌効果のある名刺のことです。 一般的に、抗菌加工を施した「抗菌紙」に、名刺デザインを印刷します。 「抗菌紙」には、紙の製造段階で抗菌効果のある成分を混ぜ、紙そのものに抗菌効果を持たせているものと、紙が出来上がってから、表面を抗菌成分の入ったニスでコーティングしたものの2つのタイプがあります。抗菌紙の効果は?
2021年2月現在、抗菌名刺の抗菌紙は、抗菌成分として「銀抗菌剤」を使用したものがほとんどです。銀抗菌剤の素である「銀イオン(Ag+)」は、人体にも地球環境にも優しい安全性の高い抗菌成分と言われています。 抗菌効果とは、ものに付着した細菌の増殖を抑制する効果のことです。除菌や殺菌、滅菌とは異なり、菌を取り除いたり、直接的に菌を殺す効果はありません。 抗菌加工を施していると、万が一細菌が付着しても増殖を防げるため、細菌が付着したものに人が触れて、体内に多量の細菌を取り込むリスクを低くすることができるのです。 ちなみに、経済産業省の「抗菌加工製品ガイドライン」では、抗菌の対象は細菌のみで、ウイルスは対象外となっています。抗菌名刺を作成するメリット・ベネフィット
1.名刺からの接触感染のリスクが下がる
抗菌名刺であれば、万が一何らかの細菌が付着した場合でも増殖しないため、名刺からの接触感染のリスクを低くすることができます。 名刺は人の手から人の手へと渡るもの。細菌も一緒に渡してしまうことがないというのは、大きなメリットです。2.イメージアップにつながる
抗菌名刺は、企業のイメージアップにもつながります。 印刷をする際に、「抗菌用紙使用」「抗菌加工済み」といった記載をすることができるため、受け取った方へ「安心感」を与えると共に、感染症などへ配慮した企業であるという良い印象を与えることもできます。 そのため抗菌名刺は、特に衛生面を気にする業界・業種の方におすすめです。抗菌名刺を発注する際の注意点
基本的には、使用する用紙が抗菌紙であるというだけで、通常の名刺発注と大きく異なる点はありませんが、いくつか発注前に知っておいた方がよいことがあります。1.新型コロナウイルスに対して効果があるわけではない
先ほどもお伝えした通り、経済産業省の「抗菌加工製品ガイドライン」では、抗菌の定義にウイルスは含まれていません。 また2021年2月現在販売されている抗菌名刺の中で、新型コロナウイルスへの効果が明らかになっているものは、調べた限りではありませんでした。 よって抗菌名刺と言えど、新型コロナウイルスに対して効果があるわけではないということを認識した上で利用するようにしてください。2.選べる用紙が限られる
抗菌名刺を作成する場合、用紙の選択肢は抗菌紙しかありません。 複数種類の抗菌紙を取り扱っているところは少なく、好みの質感や色味の名刺にできない可能性が高いです。また場合によっては、名刺の単価が高くなる可能性もあります。3.ベタ塗りは抗菌効果が薄くなる
抗菌効果があるのは、紙の方なので、インクをベタ塗りすると抗菌効果が薄れます。 抗菌名刺を作成する場合は、白地に必要事項のみを記載したなるべくシンプルなデザインにしましょう。「PRINTBAHNⅡ」でも抗菌紙の取り扱いを開始しました!
サイバーネットの名刺Web発注システム「PRINTBAHNⅡ」で、抗菌名刺を発注できるようになりました! 抗菌紙は、「銀抗菌剤」で紙そのものに抗菌加工を施したもの。「抗菌・抗ウィルス用紙使用」と記載することが可能です。 また環境に配慮した抗菌紙もご用意しておりますので、抗菌と環境活動の2つの目的にまとめて対応可能です。 まだまだ新型コロナウイルスから解放されない2021年。お客さまと直接会って名刺交換をする機会があるという方は、少しでも安心感をプラスできる抗菌名刺を作成されてみてはいかがでしょうか? 現在「PRINTBAHNⅡ」をご利用いただいている方も、そうでない方も、抗菌名刺の作成をご検討中であれば、お気軽にお問い合わせください。 お見積もりや用紙サンプルをご用意いたします。 ※「PRINTBAHNⅡ」で取り扱っている抗菌紙については、バクテリアに対して抗菌作用が認められておりますが、新型コロナウィルスや他のウィルスに対する有効性については現時点では確認できておりません。https://www.cyber-nt.co.jp/