
名刺の裏面を有効活用することで、名刺交換をした相手により多くの情報を伝えられます。表面だけでは伝えきれない自分の情報をアピールできれば、さまざまなチャンスを掴める可能性が高いです。では、具体的にどのような情報を掲載するとよいのでしょうか。
この記事では、名刺の裏面活用のメリットや記載するとよい情報、レイアウトの作り方のコツなどについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
名刺の裏面は活用しないともったいない
名刺の裏面を白紙のままにしておくことは、非常にもったいない行為です。名刺の裏面の活用には大きなメリットがあります。 1点目は、表面だけでは伝えきれない情報を補える点です。自己PRや事業内容など、相手に知ってほしい情報を裏面に記載することで、より深く自分のことを理解してもらえるでしょう。
2点目は、QRコードを載せてWebサイトやSNSアカウントへ誘導することで、名刺を交換した後もつながりを維持しやすくなることです。裏面の内容次第では名刺が話題になり、ビジネスチャンスが広がる可能性もあります。
名刺の裏面に記載するとよい情報
名刺の裏面に記載するとよい情報としては、顔写真や似顔絵などの自己PR、QRコードなどの情報アクセスツール、事業内容、英語表記が挙げられます。 ここでは、名刺の裏面に記載するとよい4つの情報について詳しく解説します。
顔写真や似顔絵などの自己PR
名刺の裏面に記載するとよい情報のひとつに、顔写真や似顔絵などの自己PRが挙げられます。自分の写真などを掲載すると、名前と顔を覚えてもらえる可能性が高いです。とくに、個性的な似顔絵なら相手の記憶に残りやすいでしょう。
また、プロフィールを簡単に記載するのもおすすめです。趣味や特技、これまでの経歴など、自分らしさをアピールできる情報を選びましょう。 名刺の裏面に自己PRを記載すれば、人となりを伝えられます。顔写真などとあわせて載せることで、名刺交換をした相手との距離がぐっと縮まるきっかけになるでしょう。
QRコードなどの情報アクセスツール
昨今はスマートフォンの普及により、QRコードの活用が広がっています。名刺の裏面にQRコードを載せて、自分のWebサイトやSNSアカウント、ブログなどにつなげるのも効果的です。
QRコードならURLを直接入力する手間が省けます。また、QRコードの横にリンク先の説明を簡単に添えておくと、相手もアクセスしやすくなるでしょう。SNSのアイコンマークを並べるだけでも、どこで情報発信しているのかが伝わります。QRコードを活用して、名刺を交換した後のつながりを維持しましょう。
事業内容
名刺の裏面に記載するとよい情報としては、事業内容が挙げられます。自分がどのような仕事をしているのかを具体的に伝えられるため、個人事業主の方にはとくにおすすめです。
誰しも肩書きだけでは業務内容がわかりにくいことがあります。得意分野や提供しているサービス、取り扱っている商品などを列挙することで、相手に自分の仕事をイメージしてもらいやすくなるでしょう。
事業内容を書く際は、キャッチコピーを添えると効果的です。強みやセールスポイントを簡潔に表現することで、相手の興味を引くことができます。事業内容を簡潔にわかりやすく記載し知ってもらい、ビジネスチャンスにつなげましょう。
英語表記
グローバル化が進むなか、名刺に英語表記を取り入れる人が増えています。とくに海外の人とのやり取りが多い場合は、裏面に英語で連絡先を記載しておくと非常に効果的です。また、国内でも英語表記の名刺を使うことで、国際的な印象を与えられます。
英語表記を取り入れる際は、表面の日本語と同じ内容を裏面に英訳するのがおすすめです。レイアウトを工夫すれば、日本語と英語を両面に収めることもできるでしょう。海外展開を視野に入れている方は、ぜひ英語表記の名刺を作成してみてください。
裏面をメモ欄にするのもおすすめ
名刺の裏面を有効活用する方法はたくさんあります。なかでもおすすめなのは、裏面をメモ欄にすることです。オリジナルのメモ欄を印刷しておけば、名刺交換の際にその場で重要なポイントを書き留めてもらえます。
自分であらかじめメッセージを手書きしておくのも効果的でしょう。手書きの文字は印刷された文字よりもパーソナルな印象を与えます。一言添えるだけで、名刺が特別なものになるはずです。
また、メモ欄があれば、もらった名刺を整理する際にも役立ちます。会った日付や会話の内容を書き留めておけば、後から思い出しやすくなるものです。名刺の裏面にはメモ欄を印刷し、相手との交流を深いものにしてください。
名刺の裏面に記載する情報を決めるポイント
名刺の裏面に何を記載するか決める際は、なぜその情報を載せるのかを深く考えることが重要です。目的や狙いを明確にしておかないと、情報を詰め込みすぎて逆効果になってしまうおそれがあります。
たとえば、新規顧客の獲得を目指すなら、事業内容やセールスポイントをアピールするとよいでしょう。逆に既存の顧客とのつながりを深めたいなら、SNSのアカウントを載せて日常的な情報発信を心掛けると効果的です。
名刺を交換する相手を想定しながら、裏面の内容を吟味しましょう。印象に残る名刺づくりのカギは、目的に合った情報選びにあるといっても過言ではありません。
名刺のレイアウトを考える際の注意点
名刺のレイアウトを考える際の注意点としては、伝えたい情報に優先順位をつけること、同じ要素はまとめて配置すること、行や文字の間隔にゆとりを持たせること、視線の動きに合わせて情報を配置すること、使うフォントは1種類に絞ることが挙げられます。
また、文字は少し大きめにしたり、十分な余白を設けたりすることも重要です。ここでは、名刺のレイアウトを考える際の注意点を7つ紹介します。
伝えたい情報に優先順位をつける
名刺の裏面に掲載する情報を考える際は、伝えたい内容に優先順位をつけることが重要です。限られたスペースを有効活用するためには、何をもっとも強調したいのかを明確にしておく必要があります。
自己PRなのか、事業内容なのか、それともSNSアカウントなのかを見極め、目的に応じて掲載する要素を絞り込みましょう。優先順位の高い情報から順番に配置を決めていくと、メリハリのある構成になります。
すべてを平等に扱うのではなく、強弱をつけることを意識してください。情報の優先度は、インパクトのある名刺をデザインするための第一歩です。
同じ要素はまとめて配置する
名刺の裏面に複数の要素を掲載する場合は、情報をグループ化し、まとめて配置するのがポイントです。関連性の高い項目を近づけることで、情報の整理がしやすくなります。
たとえば、電話番号とメールアドレスは連絡先としてひとまとめにするのがおすすめです。また、複数のSNSアカウントを載せるなら、それらを1ブロックとして扱うのも効果的でしょう。
グループごとに見出しをつけたり、線で区切ったりするのもよいアイデアです。要素をまとめることで、情報の区分けができ、名刺全体が洗練された印象になります。
行や文字の間隔にゆとりを持たせる
名刺の裏面に情報を詰め込みすぎると、字が小さくなり読みづらい印象を与えます。詰め込みすぎは逆効果になるため、間隔を上手に調整し、名刺の完成度を上げましょう。
行間や文字間にはゆとりを持たせ、常に適度な空白を設けることを意識することがポイントです。ゆとりのある名刺は、洗練された印象を与えます。
間隔のバランスが取れていると、情報が引き立つほか、内容が伝わりやすくなります。とくに連絡先などの重要な項目はほかよりも大きめのフォントを使用し、周りに余白を設けるのがおすすめです。全体の情報量とバランスを見ながら空白を確保しましょう。
視線の動きに合わせて情報を配置する
名刺を手に取ったとき、人の目は一定の法則に沿って動くといわれています。一般的には、左上から右下へとZの字を描くように視線が流れます。この原則を念頭に置いて、情報を配置するのが賢明といえるでしょう。
もっとも伝えたいことは、視線の起点となる左上のエリアに持ってくるのがおすすめです。次に重要な情報は、右上か左下に配置するとよいでしょう。Zの終点となる右下は、補足情報を記載するのに適しています。
このように視線の流れを意識することで、名刺の内容をスムーズに読み取ってもらえる可能性が高まります。情報の優先順位と合わせて、レイアウトをじっくりと考えてみてください。
使うフォントは1種類にしぼる
名刺のデザインを考えるうえで、フォントの選定は欠かせません。複数のフォントを使い分けることで、情報を整理できるのは紛れもない事実です。
しかし、さまざまなフォントを組み合わせすぎてしまうと、統一感が欠けるだけでなく、ごちゃごちゃとした印象になります。レイアウトを引き締めるためにも、フォント選びは慎重に行いましょう。
大切なのは、シンプルさを保つことです。名刺のコンセプトに合ったフォントを1種類選び、太さや大きさ、色などを変化させて使うのがよいでしょう。1種類のフォントを軸にすることで、洗練された雰囲気を演出できます。フォントの雰囲気を生かしつつ、項目ごとの違いを強調するのがポイントです。
文字は少し大きめにする
名刺は、手に取ったときに内容がパッと伝わることが理想的です。しかし、文字が小さすぎると読み取りにくく、情報が目に留まりません。
とくに連絡先や肩書きなどの重要な項目は、一回り大きなフォントを使うのがおすすめです。全体のバランスを見ながら、少し大きめの文字を効果的に配置しましょう。情報量とのバランスを考え、適度なサイズを見極めることが肝心です。
また、フォントの種類によっても見え方は変わってくるので注意しましょう。名刺の印象は、文字の大きさを調整するだけで大きく変わります。読みやすさを重視した名刺づくりを心がけてください。
十分な余白を設ける
名刺のデザインを考えるうえで余白は非常に重要です。文字や画像をぎりぎりまで配置するのではなく、上下左右に適度な空間を設けましょう。 余白があることで記載した情報が引き立ち、洗練された印象を与えられます。とくに名刺の周囲は、最低でも3mm程度の余白を確保したいものです。
また、情報と情報の間にも適度な余白を設け、メリハリをつけるのがおすすめです。詰め込みすぎは逆効果なので、余白とのバランスを考えながらレイアウトしましょう。
両面印刷の名刺作成にかかるコストを下げる方法
両面印刷の名刺作成にかかるコストを下げるには、デザイン費用を削減する、使用する紙の種類を工夫することが重要です。 ここでは、それぞれの方法について解説します。
デザイン費用を削減する
両面印刷の名刺作成コストを下げる場合は、デザイン費用を削減しましょう。名刺のデザインを自分で作成できるWebサービスを活用すれば、業者やデザイナーへ発注するよりもコストを抑えられます。
既存のテンプレートをうまく使えば、プロのような仕上がりにすることも可能です。さらに自分で作成すれば、細かな修正にも柔軟に対応できます。
使用する紙の種類を工夫する
名刺の用紙は白色度の高いものが一般的です。ただし、最高級の用紙でなくても、十分な品質の名刺を作成できます。 スタンダードな紙を選べば、印刷費用を下げられます。用紙のコストは意外と馬鹿にできないので、紙の種類をよく吟味しましょう。
裏面印刷にも対応しているWEB名刺発注・印刷サービス
名刺交換をしても相手の印象に残らないと悩んでいる方は少なくありません。そんなときはWEB名刺発注・印刷サービスを利用することで、裏面印刷を効果的に取り入れた名刺を低価格で作成できます。
PRINTBAHNⅡでは、豊富なテンプレートと自由度の高いエディタを用意しています。「誰でも簡単に、オリジナリティあふれる名刺がデザインできる」と評判です。
名刺の裏面に何を掲載すべきか悩んでいる方もご安心ください。名刺作成のプロ集団である私たちが、目的や狙いに合わせて最適な情報を提案いたします。
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こちらの記事では、名刺作成時に気をつけたいフォントサイズについて解説しています。定番フォントや見やすい名刺作りのコツについても紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
まとめ
名刺の裏面は有効活用することで、自己PRや事業内容、SNSの情報など多くの情報を伝えられます。裏面をデザインするときは優先順位を意識し、視線の流れを考慮しながらレイアウトすることが大切です。
コストを抑えるためには、用紙の選定や発注枚数を工夫する必要があります。しかし、Webの名刺作成サービスを利用すれば、両面印刷の名刺を低価格で作成できます。
ぜひPRINTBAHNⅡを有効活用し、名刺の裏面を戦略的にデザインしてみてください。自分らしさが詰まった名刺を作成し、出会った人々に強烈なインパクトを残しましょう。
※『QRコード』は(株)デンソーウェーブの登録商標です。