目次
法人が名刺発注業者を選ぶときのポイント1.実績豊富で歴史がある
法人が名刺発注業者を選ぶ際のポイントひとつ目は、実績の豊富さと企業としての営業年数の長さです。
個人情報を預ける以上怪しい業者を弾くことが大事
法人にとって、自社に所属している社員の「名前」「所属」「連絡先」は個人情報に当たります。
個人情報保護法があり、個人情報の取り扱いに細心の注意を払うべき立場として名刺を発注する以上、個人情報の管理が甘い業者を利用するわけにはいきません。
そこでひとつの目安になるのが、実績の豊富さです。
名刺発注サービスの実績が豊富で、長年営業しているということは、大きな問題を出していないという証明になります。
昨日今日にできたばかりのサービスには、「長い間トラブルを起こしていない」という信頼性がないので、できれば数年以上営業していて、実績数の多い企業の名刺発注サービスを選びましょう。
名刺発注サービスの受注数が多いと品質にも期待できる
名刺発注業者を選ぶうえで、受注数の多さに着目してほしい理由は、仕事量の多さが品質にもつながる部分があることです。
いくら安くても、デザインが魅力的でも、「納品が遅い」「実際に納品してもらった名刺の品質が良くない」といった業者は、悪評が出回るため一定以上のシェアを確保できません。
しかし、多くの人、法人に利用されているということは、少なくとも利用者数のぶんだけ名刺発注サービスに満足している顧客がいるという証拠なので、品質の高さにも期待を持てます。
取引数の多い名刺発注サービスは知り合いに評判を聞ける
実績や取引数の多い名刺発注業者の名刺発注サービスを選ぶべき理由として、見逃せないのが評判の調べやすさです。
多くの法人に利用されているサービスであれば、日頃から付き合いのある他社が利用しているケースもあるでしょう。
世間話の一環として名刺の品質を聞いたり、ネット上で口コミを調べたりすれば、ある程度悪質な名刺発注業者の利用を避けられます。
法人が名刺発注業者を選ぶときのポイント2.印刷価格
法人として名刺発注業者を選ぶ場合、印刷価格のことも無視できません。
法人としての契約では、会社の経費として名刺のデザイン費や印刷代を支払います。
適正額のサービスを選べるように、印刷価格の違いにも目を向けましょう。
重要なのはコストと名刺発注サービスのバランス
印刷価格を比較するうえで重要なのは、「価格に満足できる仕上がり」の名刺発注業者を見つけることです。
いくら価格が安くても、印刷の仕上がりが悪いと発注はできません。
また、社員の名刺は、基本的にある程度まとめて発注するため、質感が良くないと経費もムダにしてしまいます。
多少高くても、高品質で記憶に残る名刺であればお金を払う価値があるので、価格と名刺発注サービスのバランスがどれだけ取れているかも気にしましょう。
安すぎる業者には注意する
名刺発注業者を探す際、価格を第一に重視するのはおすすめできません。
基本的に、他よりも安いということは、何らかの部分でコストカットが行われているということです。
古くからやっている実店舗型の印刷店とオンデマンドのネット系名刺発注業者なら、店舗を構える固定費の差等である程度は安くできます。
しかし、それでも法人として利益をあげる必要がある以上、現実的なコストカットには限度があります。
「他の業者より明らかに安い」場合、名刺において重要な紙質や使っているインクの質を妥協している可能性があるので、名刺の仕上がりにこだわるなら価格は目安程度に考えておいたほうが良いでしょう。
法人が名刺発注業者を選ぶときのポイント3.印刷オプションの豊富さ
法人が名刺発注サービスを選択する場合のポイント3つ目は、印刷オプションの豊富な業者を探すことです。
オプションが豊富だとこだわりの名刺を作れる
名刺発注業者は、各社さまざまなオプションを用意しています。
ただ、紙種ひとつ取ってみても、実際に何種類の紙を選べるのかは業者によって千差万別です。
当然のことながら、選択肢が多ければ多いほど印象に残る名刺や特徴的な名刺、作成者がこだわった名刺を作れるようになるので、紙の種類、フルカラー印刷の有無、特殊加工の有無といったオプションが充実している業者を選びましょう。
オプションが豊富なら役職に合わせた差別化も可能
オプションの豊富な名刺印刷業者を選択すると、「役職」や「職種」に合わせて名刺を作れるようになります。
例えば、営業職と事務職の名刺カラーを大きく変えておけば、名刺交換をした後、名刺の色だけで職種を見分けることが可能です。
多くの場合、ビジネスマンは自分で管理しきれないほど多くの名刺をもらうものですし、一度しまいこんだ名刺はひんぱんに取り出すものではないので、「大量の名刺があっても、簡単に区別できる」名刺を作るメリットは少なくありません。
また、オプションの選択肢が多いと、役職があがる度により高級感のある紙を使ったり、本人のイメージに合ったフォントを選んだりすることができるようにもなります。
名刺づくりでこだわっているポイントは、初対面での雑談のネタにもなるため、「こだわりたい人がこだわれる」名刺発注業者を選ぶのもおすすめです。
扱っていない紙種の取り寄せが可能かどうかにも注目しよう
名刺発注業者の中には、比較的人気の高い定番の紙種だけストックしてあって、特殊紙等が公式ホームページに記載されていない場合もあります。
ただ、もしこういった業者が「取り寄せ」に対応している場合、大きな問題にはなりません。
単純に、使ってみたい紙を取り寄せてサンプルを印刷してもらえば良いからです。
法人が名刺発注業者を選ぶときのポイント4.管理・発注のしやすさ
名刺発注業者を比較・検討するうえで、法人の場合は名刺データの管理や発注のしやすさにも注目することをおすすめします。
名刺発注サービスはオンラインで一括発注できるものが便利
手元で全社員のデータを管理できるのは、名刺の必要枚数が比較的小さい場合だけです。
会社の規模がある程度大きくなっていて社員が数十名以上存在していたり、支社がいくつかあって支社間のデータを取りまとめるのが大変になっていたりする場合、社内では名刺データを管理できません。
そこで重要なのが、名刺作成に必要な名前や役職、連絡先といった情報を一括で保存・変更することができ、なおかつそのデータから直接発注できる機能の存在です。
例えば、異動や昇進・結婚・離婚等の事情で新しい名刺が必要になったとき、名刺発注サービスにログインして変更内容を入力し、変更部分を権限のある上司に承認してもらえば発注できるといったシステムがあれば、名刺の準備に必要なさまざまな労力を削減することができるでしょう。
使いやすくてコストにも満足できる名刺発注業者を選ぼう
社会人にとって、名刺は「後から自分のことや会社の存在を思い出してもらうチラシ」のようなものです。
名刺そのものが安っぽかったり、印刷が薄かったりする名刺は、広告としての役割を果たすことができません。
ビジネスの世界は一期一会です。 貴重なチャンスを逃すことのないように、「実績」「価格」「オプションの豊富さ」「管理・発注のしやすさ」に注目して、コストと仕上がりのバランスが取れた名刺発注業者を選びましょう。