名刺は、ビジネスシーンにおいて重要な役割を果たします。
シンプルな名刺もいいですが、より相手の印象に残るような名刺を作れば、あとから相手に思い出してもらいやすくなりますよ。
また、会社や自分の個性をアピールできるようなユニークな名刺は、その後の会話にもつながります。
今回はそんな印象に残る名刺の作り方のポイントをご紹介いたします。
目次
1. 標準サイズを変形させる/オリジナルサイズにする
日本の名刺の標準的なサイズは55mm×91mmで、縦型と横型があります。
標準的なサイズの名刺のメリットとしては、以下の点が挙げられます。
*制作する際に余計な費用がかからない
*ひと目で名刺と判断してもらえる
*名刺入れなどにもしっかり収まる
この標準的なサイズの名刺で相手にインパクトを与えるには、形を四角形ではなく丸くしたり、形を変形させるなどの工夫がおすすめです。
角丸加工をするだけでも柔らかい印象を与えられますよ。
印刷会社によっては、オーダーメイドでオリジナルサイズの名刺を作ることも可能です。とはいえ、あまりに大きすぎたり複雑な形の名刺は、折れやすくなったり収納に困る可能性が高いので、あくまでも扱いやすいサイズに留めるようにしましょう。
標準的なサイズの2倍の大きさで制作し、半分に折りたたむのもいいですね。
2. 名刺の色や素材を個性的なものにする
ビジネス系の名刺では白やクリーム系の紙が使われることが多いですが、実は名刺用の「標準紙」には紙質、色が豊富に用意されています。
たとえば、
*光沢感のあるもの/マットなもの
*ツルツルしたもの/ザラザラしたもの
*色がついているもの
*防水加工を施したもの
など、用途やイメージなどに合わせて様々な紙を選ぶことで、名刺全体の印象を大きく変えられます。
また、素材を紙にこだわらず、木材やプラスチックにすることも可能です。
半透明のもの、透明なものなどもありますので、ぜひ個性を出せる素材を見つけてみましょう。
3. オフセット印刷以外の印刷方法を選んで印象を変える
一般的な名刺にはオフセット印刷という印刷方法が採用されています。
質の高い名刺を大量に作ることができますが、コストがかかるのがデメリット。
名刺には他にもさまざまな印刷方法があります。印刷方法で印象を変えることもできますので、その他の印刷方法をご紹介します。
*デジタル印刷:オフセット印刷よりも色調が劣ることがありますが、低価格、短期間で名刺を用意できます。
*型押し印刷:かつての活版印刷のように、凹凸のある印刷方法で、レトロで温もりのある印象を与えられます。
*凹版印刷:結婚式の引き出物などによく用いられる印刷方法で、インクの濃淡、わずかな滲みなどが手作り感を生み出してくれます。
費用を抑えたい場合は名刺のデザインを自分で行い、プリントアウトするという方法もあります。
仕上がりを綺麗にするために、名刺用の紙を利用して、試し刷りなども忘れないようにしましょう。
4. カラフルなデザインや装飾、加工を取り入れる
印象的な名刺にするためには、デザインにこだわることも重要です。
一般的なシンプルな名刺は一色のみでの印刷ですが、二色以上を利用することでより印象的な名刺にすることが可能です。
四色以上で名刺を作り、デザインにもこだわれば、かなり印象的な名刺ができあがるでしょう。
企業のホームページや企業のイメージに合わせたデザインにすると、あとから思い出してもらいやすくなります。
クールな印象の名刺、可愛らしい印象の名刺、その人の個性がより現れる名刺などを作って、より相手にアピールできる名刺を作りましょう。
装飾を施したり、切り抜き加工を施すとさらに印象的な名刺となります。
5. SNSアカウントや写真などユニークな情報を記載する
一般的な名刺には、氏名、役職、企業名、連絡先などが記載されています。
いくら名刺のデザインにこだわっても、これらの情報が抜けていると名刺としての役割を果たすことはできません。
名刺に含む内容にさらにこだわりたいという方は、さらにユニークな情報も付け加えてみましょう。
たとえば、
*SNSのアカウント
*企業のキャッチコピー
*あなたからの一言
*写真や似顔絵
などを記載すれば、良いアピールになるでしょう。
情報が多すぎると感じる場合は、両面印刷を利用してみるのもおすすめです。
印象的な名刺を作って相手にアピールしよう
印象的な名刺の作り方、一例をご紹介いたしました。
シンプルな名刺よりも、こだわった名刺を渡したほうが印象に残りやすくなり、よりあなたや企業への理解につながります。コストはかかってしまいますが、その後のことを考えると非常におすすめのアピール方法です。
とはいえ、こだわればこだわるほど予算は高くなってしまいます。注文時には複数の印刷会社に見積もりを依頼して比較してみるといいでしょう。