持続可能な社会の実現に向けて、企業ができる身近な取り組みをお探しではありませんか?大規模な事業変革は難しくても、身近な名刺から始められるSDGsの取り組みがあります。
名刺は日々のビジネスシーンで必ず使用するツールです。その名刺の素材や制作プロセスを見直すことで、手軽にSDGsの17目標に貢献できます。
本記事では、名刺を活用したSDGsの具体的な取り組み方法と、SDGsロゴを名刺に掲載する際の正しいルールを詳しく解説します。
目次
名刺でできるSDGsの取り組みの例
名刺という小さなツールでも、SDGsの複数の目標に同時に貢献することができます。素材選びから制作プロセスまで、具体的にどのような取り組みが可能なのか見ていきましょう。
エコ用紙を使う
名刺の素材をエコ用紙に変更することで、SDGsの17目標に直接貢献できます。各種エコ用紙の特徴と対応するSDGs目標を紹介します。
プリントバーンでは、
SDGsに貢献できるさまざまな種類の名刺用紙を取り揃えております。
FSC®認証紙
FSC(森林管理協議会)認証紙は、適切に管理された森林から作られた用紙です。森林の生物多様性を保全し、地域社会や労働者の権利を守る森林経営を支援します。
【用紙例】
・マシュマロCoCホワイト
・マシュマロCoCナチュラル
・ホワイトピーチケント
・バガスケントCoC
この用紙を選ぶことで「目標15:陸の豊かさも守ろう」に貢献します。世界基準の制度としての信頼度・認知度も高いため、取引先に対して環境への配慮を視覚的にアピールできます。
ライメックス
ライメックス(LIMEX)は石灰石を主原料とする革新的な素材です。製造過程で木材や水をほとんど使用せず、名刺100枚で約10Lの水資源を保護できます。
「目標6:安全な水とトイレを世界中に」に貢献し、耐水性にも優れているため実用性も高い素材です。石灰石は日本で100%自給可能な資源のため「目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう」にも寄与します。
再生紙
古紙を原料とした再生紙は、廃棄物の削減と資源の有効活用を実現します。「目標12:つくる責任つかう責任」の循環型社会形成に直結する取り組みです。
再生紙を使用することで新たな木材伐採を抑制し「目標15:陸の豊かさも守ろう」にも貢献します。古紙配合率の高い再生紙ほど、環境負荷軽減効果が大きくなります。
バナナペーパー
アフリカで生産されるオーガニックバナナの茎から作られるバナナペーパーは、日本初のフェアトレード認証紙です。
廃棄されるバナナの茎を有効活用することで「目標12:つくる責任つかう責任」に貢献し、フェアトレードにより「目標1:貧困をなくそう」「目標8:働きがいも経済成長も」にも寄与します。SDGsの17目標すべてに働きかけることができる注目の素材です。
発注のペーパーレス化
名刺の発注プロセスをデジタル化することで「目標15:陸の豊かさも守ろう」に貢献できます。従来の発注方法では、原稿のコピーや校正用紙の印刷で多くの用紙を消費していました。
WEB上での原稿管理、発注、校正を行うことで用紙使用量を大幅に削減し、同時に業務効率化も実現します。「目標8:働きがいも経済成長も」「目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう」にも寄与する取り組みです。
ペーパーレス化により、納品書や請求書の郵送も不要になり、配送にともなうCO2削減効果も期待できます。
紙資源のムダ削減
名刺の適正在庫管理により、廃棄される名刺を最小限に抑えられます。人事異動や組織変更で使用できなくなった名刺の廃棄は、企業にとって大きな資源ロスです。
オンデマンド印刷やカード管理システムの活用により、必要な時に必要な分だけ印刷する体制を構築すれば「目標12:つくる責任つかう責任」の実践になります。
また、プラスチック製名刺ケースを紙製に変更することで、海洋プラスチック問題の軽減にも貢献し「目標14:海の豊かさを守ろう」にもつながります。
SDGsのロゴを名刺に印刷して社内外にアピールしよう
SDGsロゴを名刺に掲載することで、企業の社会的責任への取り組みを効果的にアピールできます。ロゴの活用方法と、知っておくべき基本的なルールを解説します。
申請・許可が必要なケース
SDGsロゴの使用には、用途によって国連本部への申請が必要な場合があります。
・資金調達
・商業利用
これらを目的としたケースでは、事前許可が必須です。
資金調達
SDGsを支援する活動の費用を賄うための資金調達を意図する使用には、国連による事前許可とライセンス契約の締結が必要です。
商業利用
営利企業による商業的または販促用商品・製品での使用も申請が必要です。販売商品のパッケージや販促資料での使用は商業利用と見なされます。
申請・許可が不要なケース
情報目的での使用であれば、国連への申請なしにSDGsロゴを自由に使用できます。情報目的とは、非商業的で資金調達を意図しない使用を指し、SDGsの普及・啓発が主目的の場合が該当します。
たとえば、企業のWEBサイトでSDGsへの取り組みを紹介する場合や、社内向けの啓発資料での使用は情報目的とされます。
名刺に使用する場合の規定はガイドラインに書かれていない
国連の公式ガイドラインには、名刺使用に関する明確な規定は記載されていません。このため、名刺でのロゴ使用が情報目的なのか商業利用なのかは、各企業の判断に委ねられているのが現状です。
名刺は営業活動に使用され、結果として売上につながる可能性があるため、商業利用と解釈することもできます。一方で、SDGsの普及啓発が主目的であれば情報目的と捉えることも可能です。
判断に迷う場合は、国連本部に直接問い合わせることをおすすめします。
SDGsのロゴを名刺に印刷する際の注意点
SDGsロゴを名刺に使用する際は、国連が定めた厳格なガイドラインを遵守する必要があります。デザイン時の具体的なルールと禁止事項を詳しく解説します。
詳細は、国際連合広報センターの公式ガイドラインを必ず確認してください。
出典:国際連合広報センター「SDGsのポスター・ロゴ・アイコンおよびガイドライン」(https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_logo/)
使えるのはバージョン2のロゴと17のアイコン
SDGsロゴには2つのバージョンがあります。国連エンブレム付きの「バージョン1」は国連関係者専用のため、一般企業は国連エンブレムなしの「バージョン2」を使用してください。

SDGsロゴ・バージョン2(一般企業向け)
17の目標のアイコンは、各目標を視覚的に表現したピクトグラムです。文字が読めない人でも理解できるよう設計されており、カラー版、反転カラー版、白黒版が用意されています。企業が取り組んでいるSDGsの内容に見合うアイコンを選択して使用できます。

17の目標のアイコン(カラー版)
色と背景色
ロゴの色と背景色には厳格な規定があります。カラー版のSDGsロゴは、白またはライトグレー(薄灰色)の背景でのみ使用可能です。ライトグレーの具体的な色指定は以下のとおりです。
・PMS:Cool Gray 1C
・RGB:R241 G241 B241
・CMYK:C4 M3 Y3 K0
白色版のロゴは、SDGsカラースキームのどの色を背景としても使用できますが、黒色版のロゴは白の背景でのみ使用し、色付きの背景では使用できません。
企業ロゴとの組み合わせ方
企業ロゴとSDGsロゴを組み合わせて使用する場合、特別なルールが適用されます。適切な配置とレイアウトを守ることが重要です。
企業ロゴ(左側)とSDGsロゴ(右側)の間に線を引く
企業ロゴとSDGsロゴの間には、100%黒色で0.5ポイントの縦線を必ず引く必要があります。この線は2つのロゴを明確に分離し、企業がSDGsを支援していることを示す重要な要素です。
線の配置は企業ロゴを左側、SDGsロゴを右側にし、両ロゴの間に規定の間隔を設けてください。
指定の文言を添える
企業ロゴとSDGsロゴを組み合わせる場合「(企業名、または私たち)は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています」という文言の表記が必須です。
この文言なしには、SDGsロゴと他のロゴを並べて表記することはできません。文言は名刺のレイアウトに応じて適切な位置に配置してください。
余白の設け方
SDGsロゴやアイコンの周囲には、適切な余白(クリアスペース)を確保する必要があります。これにより、ロゴの視認性と尊厳を保てます。
余白の大きさは、ロゴまたはアイコンの高さに対して一定の比率で設定されています。他の要素がこの余白エリアに侵入しないよう注意してください。
クリアスペースの具体的な数値は、使用するロゴやアイコンのサイズによって異なるため、公式ガイドラインの図表を参照して正確に設定してください。
禁止事項
SDGsロゴやアイコンの使用には、多くの禁止事項が定められています。これらのルールを守らないと、ガイドライン違反となる可能性があります。
ロゴの使用で禁止されていること
ロゴの縦横比、色、活字書体の変更は一切禁止されています。拡張、トリミング、陰付けも認められません。用意されたロゴファイルをそのまま使用することが基本です。
カラーホイールの使用で禁止されていること
カラーホイール単体での使用時も、色の変更や変形は禁止されています。回転させたり、部分的に使用したり、陰付けすることもできません。
また、カラーホイール内にSDGsロゴを置く、カラーホイール上に17の目標のアイコンを置くといった加工も禁止されています。
アイコンの使用で禁止されていること
17の目標のアイコンについても厳格な使用ルールがあります。拡張、圧縮、歪曲は禁止され、要素の位置変更や陰付け、トリミングも認められません。アイコン間で色を交換したり、アイコンの色を変更したりすることも禁止されています。
一部のアイコンを自己判断で組み合わせて、新しい類型を作成することは禁止されていますが、アイコンを一列または左寄せでグループとして表示することは可能です。
SDGsロゴの使用許可申請とダウンロードの方法
SDGsロゴを適切に使用するために、申請が必要な場合の手続き方法と、ロゴファイルのダウンロード手順を紹介します。
SDGsロゴの使用許可の申請方法
商業利用や資金調達目的でSDGsロゴを使用する場合、国連本部へ英語での問い合わせが必要です。
問い合わせ時には、SDGsに関するビジネス内容、使用する素材、ロゴやアイコンの具体的な使用用途を詳細に記載する必要があります。名刺での使用を申請する場合は、名刺のデザイン案を添付することをおすすめします。
SDGsロゴのダウンロード方法
SDGsロゴやアイコンは、国際連合広報センターの公式サイトから無料でダウンロードできます。日本語版と英語版、それぞれ複数のバリエーションが用意されています。
ダウンロード前に必ずガイドラインを確認し、使用ルールを理解してからロゴを取得してください。
まとめ
名刺を通じたSDGsの取り組みは、企業が手軽に始められる社会的責任の実践方法です。ロゴの使用には厳格なガイドラインがあるため、事前の確認と適切な申請が重要です。
名刺は毎日のビジネスで必ず使用するツールだからこそ、SDGsの理念を継続的に発信できる効果的な媒体となります。今日から始められる小さな一歩が、持続可能な社会の実現につながります。
プリントバーンでは、FSC®認証紙や再生紙、LIMEXなど各種エコ用紙の取り扱いがあり、SDGsロゴ入り名刺の制作も承っております。また、デザインから校正・納品まで名刺発注フローをすべてWEBで完結するため、ペーパーレス推進にもつながります。
お客様のSDGsへの取り組みを高品質な名刺でサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
プリントバーンは名刺発注フローを効率化し、
時間とコストをダブルでカットするWEB名刺発注システムです。
ぜひお気軽にご相談ください。




